すぐメール

静岡県沼津市様

港町だからこその課題と防災対策に合致した「防災アプリ」という新しい情報発信のカタチ。

        

CLIENT PROFILE

ご担当者名

危機管理課 白岩様

人口数

約190,000人

2019年12月時点

山と海に囲まれ風光明媚な静岡県沼津市。 古くは東海道の要所として、また別荘地や観光地として今日まで多くの人が訪れている沼津市様では「すぐメール」を使って、市民の方に向けたメール配信を行ってこられています。今回、新たに防災アプリを導入されることになり、危機管理課の白岩様に導入のねらいや今後の展望についてお話を伺いました。

- 静岡県沼津市の地域特徴を教えてください。

北は富士山を仰ぐ愛鷹山南麓が広がり、南は達磨山を最高峰に急傾斜面の山々が連なる変化に富んだ海岸線が形成されています。そういった地理的な環境から南海トラフ地震が発生した場合、甚大な津波被害が生じる恐れがあることが指摘されています。また、市南部地域などでは土砂災害の危険性があるほか、市内中心部を流れる1級河川狩野川においては、台風などの豪雨時に河川氾濫の恐れがあるとともに、増水時においてバックウォーターによる内水氾濫の危険があり、(2019年10月の)台風第19号でも市内の一部地区で大規模な浸水被害が発生しています。海岸線の延長が約60kmと長いこともあり、市の西側は防波堤・防潮堤を整備しています。

- アプリ導入のきっかけとなった背景や抱えている課題について教えてください。

沼津市では、災害時の情報提供は、同報無線からの音声による伝達が主となっています。しかし、市民の皆さんから音声が聞き取りづらいとの声が多く寄せられていました。また、現在施工中の同報無線のデジタル化整備工事により、従来のアナログ波で同報無線を受信する防災ラジオが使用できなくなるという問題も抱えています。もともと同報無線による情報伝達の補完として、すぐメールを活用していましたが、更なる情報伝達の多様化を求められる状況にありました。様々な伝達手段を検討しましたが、避難勧告等の情報を伝達するだけでなく、マップを活用した浸水などの区域表示が可能であること、避難所の位置が表示でき、ルート案内ができることなどの付加価値が高いことから、防災アプリを導入することにしました。

- 市としての課題を踏まえて、音声以外の情報伝達手段を重要視されたのでしょうか。

最近はスマートフォン普及率が格段に上がり、高齢者の利用者も増えていることから、メールの文字情報だけでは表現しきれないこと、もっと視覚的な伝達が非常に重要であると考えてきました。検討した結果、受信者が文字情報だけでなく、防災マップなど能動的に情報を確認でき、誰が見てもわかる様な情報伝達方法として、防災アプリであれば実現ができ最適ではないかということになりました。

-アプリ導入に際して、どの様な基準でご選定いただいたのでしょうか。

危機管理情報の発信には迅速性が求められることが多いですので、すぐメールPlus+との連携性が高く発信の操作が容易にできること、また、既存品ながらカスタマイズにより沼津市独自のアプリとすることができることなどからバイザーの「防災アプリ」を選定しました。地域に特化した独自アプリであれば、使いやすさも格段に上がりますし、市民の皆さんも自分の住んでいる市から「防災」に関した公式のアプリを出しているとなれば、アプリストアから迷わずダウンロードしていただけます。また、バイザーの担当の方とアプリの開発を進めていく中で、いろいろと要望を伝えたのですが、快く対応してもらえたのも非常に良かったと感じています。

導入製品

貴重なご意見まことにありがとうございました。